創立趣意書

京都大学体育会居合道部は、昭和49年に有志が集って創設された居合道の同好会をはじまりとし、昭和59年には体育会のクラブとして認められ、現在に至っています。昔は少人数だったこのクラブも、25年の歴史を経て、現在までに120名以上のOB・OG(以下OB)を輩出するまでに成長してまいりました。近年では現役部員も大幅に増え、例年60名余りを数える京都大学体育会の中でも有数の大所帯となっております。

これまでOB同士が交流できる場は現役部員が主催する年1回のOB総会(今年度から「交流会」に改称)のみでした。これはOB同士のつながりというよりは、OBと現役部員の交流の場としての要素が強く、数年前からOBと現役の双方から正式なOB会の設立を望む声が高まっておりました。そこで、昨年のOB総会前にOB会の是非を問うアンケートを皆様に御返答していただいたところ、賛成24、反対2という結果になりました。これを受けて、今年7月のOB会発足を目指しOB会の運営方針の検討や会則草案の作成などを進めてまいりました。OBの皆様の御意見を賜りながら修正を重ね、ひととおりの資料ができましたので、OB各位に送付いたします。発起人一同、これをもちまして「京都大学居合道部OB・OG会」(仮称)の創立を正式に提案いたします。

同じ大学のクラブで活動した仲間の絆はかけがえのないものです。現役を退いた後も居合をするしないに関わらず、それぞれの方面で活躍を続ける仲間たちとの付き合いを続けることによって、大学の卒業後もお互いに切磋琢磨し合えることはすばらしいことではないでしょうか。そこでOB自身の手で運営する正式なOBの組織をつくり、OB会の活動を通じてOB同士が親睦を密にし相互啓発を図りながら、現役部員の活動をも支援していこうというのが、このOB会設立の目的です。皆様の積極的なご参加を期待し、お願いいたします。

    平成11年 5月下旬

発起人 濱田 充 (法学部S54卒)
  吉澤 睦博 (工学部H2卒)
  安見 琢弥 (法学部H2卒)
  馬場 肇 (理学部H6卒)
  田村 岳洋 (総合人間学部H9卒)
  矢部 裕城 (工学部H10卒)
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第24代主将
  松尾 暢 (法学部・3)
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現役4回生一同
  代表 紺野 博文 (工学部・4)
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現役OB会担当
  大庭 良介 (総合人間学部・4)
  梶浦 邦康 (文学部・2)
  浅水 優子 (文学部・2)

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